エンディングノートの選び方
エンディングノートは種類が多いため、自分の気に入ったもの、用途に合ったものを選ぼうと思っても迷ってしまうのではないでしょうか?そこで、ノートを選ぶ際の参考となる情報をいくつか挙げたいと思います。
1.著者で選ぶ
エンディングノートは色々な職業の方がつくられています。葬祭関係者、税理士、弁護士。それぞれの方に得意分野があるので、内容にも特徴が出ているものがあります。葬祭関係の方がつくられたノートには、葬儀やお墓のことが詳しく。税理士の方がつくられたノートには節税対策。弁護士の方がつくられたノートには、細かく法律の説明がされていることが多いようです。自分の気になること、書きたいことが大きくとってあるノートを選ぶ方法もあります。2.製本で選ぶ
ノートの綴じ方から見ても色々あります。まさにノートといった形のものから、ハードカバーで100ページを超えるものや二冊セットのものまで。「何度も書き直すので、気軽に書けるものがいい。」または、「最後に残すものだから、やはり高級感は必要。」など自分の考え方に合うものを選ぶ方法もあります。
3.使い方で選ぶ
例えば、エンディングノートを「死に備えて自身の希望を書き留めておくノート」として使用する場合、最後にノートを見るのはご家族でしょうか。その場合に膨大な説明の間に記入欄がある形のノートは読みにくいかもしれません。 仮に葬儀の希望を書いたとしましょう。人が亡くなってから通夜式までは僅かな時間しかありません。その間に家族はノートを見つけて、分厚いノートの内容を確認し、希望を実現することは至難の業です。この場合はシンプルなものを選ぶのがいいのではないでしょうか。また、相続後の手続きが書いてあるノートもあります。このノートには、預金記入欄へつながる箇所に金融機関への手続き方法。不動産記入欄へつながる箇所には不動産調査方法や登記の概要が書かれています。相続財産の種類も相続人の数も少ないため、家族が自分で手続きをするであろう、という家にはうってつけのノートです。
ノート選びの方法としては以上ですが、参考になったでしょうか?とはいえ、何よりも大切なのは、書き始めることです。書きやすい事もノート選びの重要なポイントです。
せっかく迷って決めたノートですが、書いて棚に置いておくだけでは自分の想いが家族には届かないかもしれません。
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